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パンチャカルマの流れ

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パンチャカルマは、病気の元になっているもの(増悪したドーシャ)を体内の一定の位置に集め「その近くの穴から出す」という浄化療法です。前処置、中心処置、後処置の順に行います。


〈到着日〉


ドクターと問診。改善したい不調をドクターに伝え問診を取ります。ツアー出発前に問診票をお渡ししますのでそちらに記入して頂き、英訳したものを元に進めていきます。日頃から自分の状態を知っておくと伝えやすいです。現在通院中の方は、検査のデータ、レントゲンなどをご持参ください。


〈前処置〉

油剤法と発汗法
①油剤法

●油剤内服:薬用ギーを飲用して身体の中から油分を入れていきます。期間はだいたい3〜7日間です(人によって異なる)。日ごとに飲む量が増えていきます。この期間はギーが消化されることだけに専念します。食事はお粥のみです。眠くなったりだるくなったりしますが、寝てはいけません。

●油剤外用 :薬用オイルで身体の外側から油分を入れていきます。オイルマッサージやハーブボール(いろいろな種類があります)といった、いわゆる「トリートメント」です。だいたい7日間続きます。

②発汗法

オイルマッサージ後にスチームバスに入ったり、温かいシャワーを浴びたりします。油剤法と発汗法を兼ねているトリートメントもあります(ハーブボールなど)


〈中心処置〉


「パンチャカルマ」と呼ばれる催吐法、催下法、経腸法、経鼻法、瀉血法のうち医師が処方した治療計画にそってどれかが行われます。1日で終わるものもあれば数日続くものもあります。

前処置の後は、パンチャカルマの5つの処方のうち、①催吐法②催下法③経腸法が行われます。

①催吐法

嘔吐を誘発させる薬と薬草煎じ液や牛乳を飲んで、口から出します。1日で終わります。


②催下法

下剤を飲んで、肛門から出します。1日で終わります。


③経腸法

浣腸をして、肛門から出します。少量のオイル浣腸と大量の煎じ液浣腸を1日おきに行い、数日間行います。

時間があれば、油剤内服、油剤外用&発汗法、中心処置をそれぞれ順番に行います。

例1)催下法が処方された場合

1~5日目 油剤内服
6~12日目 油剤外用
13日目 催下法
14日目 後処置

例2) 経腸法が処方された場合

1~7日目 油剤内服
3~9日目 油剤外用
8~14日目 経腸法


〈後処置〉


パンチャカルマ後の養生です。重いものを持たない、喋りすぎない、重労働をしない、など静かに過ごす期間です。


本来そのままインドに滞在してゆっくりするものですが、長いお休みが取れないなどの場合は、日本に帰ってから各自ゆっくりして過ごして頂ければ大丈夫です。

上記はあくまでも例です。何日目に何をするかというのはドクターが状態を見ながら決定します。例2のように、1日のうち2つ以上の事をする場合もあります。また、油剤内服、油剤外用、中心処置の間に休憩日をとる時もあります。